空港、クルーズターミナル、商業港は、国家が保有する不動産のなかでも最も価値が高い一方、最も収益化が不十分になりがちな資産です。私たちは政府、当局、運営事業者に対し、ゲートウェイの商業戦略——コンセプトと空間プログラム、物販・コンセッション構成、そして周辺のランドサイド用地の最有効使用——について助言します。

ゲートウェイにおける商業上の判断は、すべて交通量から導かれます。旅客数、クルーズ寄港数、貨物量をセグメント別・季節別に予測し、旅行者タイプごとの滞留時間と消費性向を分析したうえで、ターミナル利用者以外にランドサイド用地が現実的に取り込める商圏を定義します。
その需要を、商業コンセプトと空間プログラムへと落とし込みます。ゲートウェイのポジショニング、提供すべき旅客・来訪者体験、ターミナル・商業・支援スペースの規模と配置関係を定めます。成果物は設計そのものではなく、設計を方向づけるのに十分な精度を備えた設計要件書です。
交通量のプロファイルに照らして商業構成を定めます。カテゴリー比率、旅客動線に沿った区画の規模と配置、国際・国内・地元ブランドのバランス、そしてコンセッションモデルです。賃料体系と最低保証額を検証し、商業的に説得力があり、実際の運営事業者が実現できる構成とします。
ゲートウェイの用地は、ターミナル以外にも多くの用途を支えます。物流・貨物、ホスピタリティ、オフィス、複合用途、そしてクルーズ港であれば都市とのウォーターフロントの接点です。私たちはその用地に最有効使用の方法論を適用し、投資可能な商品へと転換するためのフェーズ計画、用地の供給、コンセッションまたはPPP(官民連携)のスキームを構築します。
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